RUMBLE DIALY

- 乱振日記 - 都内在住の社会人が、映画・IT・ビジネス・紅茶・料理・格闘技について書き殴るブログ

「当てる」んじゃない「当てるために動く」

火曜日 西垣さんのボクシングクラス
 
復帰してからは基本的にストレッチとジャブのみをやってるが、
この日は意欲的な会員さんがいたので、軽いマスをすることに。威力は落として、実践の動きを確認した。
彼の身長は180cm リーチは私の1,3倍くらい。2Rほどやったが、なかなか当たらない。
当たらない=出したパンチがちゃんと顔面を捉えていない。
 
コーチに相談すると。
「なぜ当たらないか?相手も(左手で)必死にガードがしてるから」
そう。どうやっても相手の腕が邪魔で顔に届かない。
「ならまず、そのガードを崩す動きをするんだよ」 実に明快な答えだった。
 
<具体策>
・1234
最初のワンツーで左のガードを下げ、素早く追い打ちのワンツー。
・右連打
自分の右で相手の左手のガードを下げ、続けて右を打ち込む。
・ボディー打ち
ボディーを連打されるとイライラするから、払おうとして隙ができる。
 
さらに、自分よりデカい相手への対応姿勢も学んだ
「背が高い人は接近戦を嫌がるんだ。だからインサイドに飛び込んで自分の距離にしてやればいい」「近づくために必要なのは、近づく前に気をそらすこと
 
<具体策>
・相手の打終わりに必ずジャブを返す。
・頭振って注意を引きながら打つ。
・しつこくボディー
 
この2つを通して改めて学んだことを一言で括ってくれた。
 
「要は騙し合いなのだよ」
 
最初から「当てよう」と動いてもあたらない。
当てるための「騙し」として動き続けて初めて当てるチャンスが来る。
※その裏返しに「距離が離れたら、またやり直せばいい」とも言われた。
「やり直す」とはつまり、「当てるための騙しの作業」を積み上げ直す、ということだ。
 
これに気づくと気づかないとでは、全然違う。