RUMBLE DIALY

- 乱振日記 - 都内在住の社会人が、映画・IT・ビジネス・紅茶・料理・格闘技について書き殴るブログ

『 LOOPER 』 ( 途中からネタバレあり )

感想

 

タイムトラベルはネタの展開が限られてくるので「たぶん○○が××になって・・・」と感ぐりがちだが、宣伝の仕方がうまかったので興味をそそられた。

 

で、見終わってみると

「アイディアはなかなか良いじゃん」という感じ

 

ただ、「あぁーー!その手があったか!」「うわ!完全にダマされた!」と驚嘆するほどの仕上がりではなかった。

 

ゆえに総評すると3.0くらいかな。DVD鑑賞でいいくらい。

 

 

 

 

 

★ここからネタバレあり★

 

 

 

 

たぶん仕上がりがイマイチだった理由は2つで

『最後の方だけ一気にテンポがあがった(=結末に対して感情移入しづらかった)』

『伏線を見せるのが早すぎた(=展開が予測できちゃった)』

 

ということだと思う。

 

前半でレビットが親友を差し出す苦悩とか、スラムの少年を見つめる理由とか、フランスにこだわることとか、結果ストーリーに関係ない要素に時間を割きすぎたよね。

 

そして最大のポイントになるレインメーカーの正体が「3人のうちどの子か・・・」って、

そりゃあレビットの近くにいるその子に決まってるやんw

 

 

てなっちゃうもんね。

母親が超能力使ってるのもダメ押しになるから、終盤の「あいつがレインメーカーなんだ!」ってセリフがたいそう軽くなっちゃいましたよ。

 

 

そんで結末に向けてのシーンはほとんどブルースウィルスのアクションが主体だから、レビットが最後の決断を出すまでの描写が圧倒的に足りない。

ブルースへの文句ばかりがセリフになっちゃうし、結局アクションの部分に目が行くから、心理的な抑揚を察知することができない。

 

あるいは、もっとサラとの愛を深めるようなシーンがあれば

違ったエッセンスによって最後のあの決断につながったかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョセフ・ゴードン=レビットの存在感はなかなかだった。

単体でアクションとかは厳しそうだけど、コンセプトの効いた恋愛系なら一般受けも強そうだと改めて認識。

 

そういう意味ではブルースウィルスは、アサインされるべくしてされたんだな。