RUMBLE DIALY

- 乱振日記 - 都内在住の社会人が、映画・IT・ビジネス・紅茶・料理・格闘技について書き殴るブログ

『アザーズ』(途中からネタバレあり)

ニコール・キッドマン『 others 』鑑賞

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=236424

 

父が大好きなキッドマン。

ちょっと現実離れしてる綺麗さだ本当に。あの美貌はファンタジックな雰囲気を醸し出すのにもおおいに役立っているはず。

キッドマンのイメージと役柄が妙にマッチしていたからか、世界観は早い段階から刷り込まれてきた。おかげで純粋にストーリーに入っていけたし、セリフにどんどん引き込まれていった。彼女のファンなら必見。

 

 

とある孤島の大屋敷にすむ女主人と子供たち。そこへ応募してきた3人の使用人。

屋敷で次々と起こる不自然な現象、物音、そして子供たちの言葉。

幽霊?侵入者?そして真相を知る人物・・・?

 

主演のキッドマン含めて、登場人物の素性がいっさい知らされず、むしろ序盤からどんどん謎が深まっていく。その描写がとにかく怖い!

余計な人物や景色がないせいか、純粋にドキドキ、ゾクゾク感を煽られる。

 

 

おそらく最後の最後まで結末には気づかないだろう。

あまり一人でみる事はお勧めできない。部屋の電気消してカップル二人で寄り添ってビクビクしながらみるのが正解だとおもう。

 

 

 

 

 

 

★ここからネタバレ ※他の映画の言及もアリ★

 

 

 

まず、他の映画というのはM・ナイト・シャマランの『シックスセンス』

偶然数週間前に鑑賞したのだが、それだけに本作の衝撃が薄れてしまった感が否めない。

なので公正な評価は出来ないかもしれないが、つくずくアイディアの先行というか、旬というのか、大事だな。。。と

 

この作品のポイントは2つ。

「衝撃の結末!」的な部分への期待感と、

「追い込まれてゆく恐怖と緊張感」だとおもう。

 

記述した通り、結末の解釈に関しては「あぁぁぁぁそのネタ前に似たようなの見ちゃったよ…」と感じてしまったが、そこへ行くまでの恐怖感と伏線は独特で面白い。

キッドマンが正しいのか?娘が正しいのか? え?使用人は何か企んでんの!?

すなわち感情移入できるキャラが一人もいないのだ。

 

いるとすれば弟くんなのだが、さすがにキッドマンの演技ばかりが目に入るからしょうがない。そういう演出面での統一感は「してやられたな」と感服する。

 

さてさて

作品としては評価4くらいの仕上がりだと思うけど、ホラー嫌いで論理好きな個人的には3.2というところ。

あと比較してもしょうがないけど、同じような結末ならばどちらかと言えば『シックスセンス』のほうが好きだ。

 

ニコール・キッドマンとすれば、自信のキャリアにはしっかりと+になったと思うし、作品自体はシンプルに高評価で良いと思う。(ユアンマクレガーの『ゴーストライター』を見た時もこんな感じだった気がする)

 

なので彼女のファンに愛される作品、として位置づけておこうと思う。