【 Krush 】 卜部×石川の劇的結末!歌舞伎龍、完全復活 <Rumble.1>
今をときめく立ち技興行『 Krush 』
今回は
Krush.25 ~TEAM DRAGON 10th Anniversary~
と銘打たれ、赤コーナー全員チームドラゴンというマッチメイク。
2012年最後の興行ということもあり、『今年の破壊、今年のうちに』のフレーズにしびれた。矢野武さんのアナウンスはたまらん。
ザザっと試合の感想に触れておくと
SHO-YA :背筋と体幹の安定感。総合にくるかも。
佐々木大蔵:課題山積。男の勝負としては耐え抜いた飯塚の勝ち。
平塚大士:まさかのKO負け。橋本さん曰く『うまい若手だからこそ』
伊澤波人:あのローキックはどう効くのか。佐々木同様、一皮むける必要あり。
武尊:体でかいし強い。
匠vs田中一輝:田中の凌ぎ、テクニック、度胸に乾杯。
山崎秀晃:サバット王者にまさかのKO負け。気負いが見えたところが意外に泥臭くて好感。
卜部功也:左右のパンチ・ボディ・キックどれでも出せる器用さが、徹底さを阻んでいる。
梶原龍児:試合運び、突き刺さる左、ボディへの散らし、完璧。もはや芸術的。
▼メインイベント Krush -60kg級タイトルマッチ
卜部弘嵩(チームドラゴン/王者) vs 石川直生(青春塾/挑戦者)
Krush仕様に生まれ変わった石川の先制ダウン!恐れず踏み込んでダウンを取り返す卜部!予想外の噛み合いに会場は大興奮
その後は良くも悪くも本能の戦い
序盤の苦戦から耐え抜き持ち直した卜部は精神面での成長を、飛びヒザ連打のパターンに戻った石川はベテランならではの執念と、愛され続けるキャラクターの再認識を
両軍の応援が入り乱れる後楽園でファンは味わえたと思う。
若手では決して醸せない熱気と高揚を称えたまま勝負は判定に。攻防は一進一退だが、個人的には最後にヒザでダメージを与えた石川に票が流れてもいいと思った。
判定1-0 卜部のドロー防衛
一人は石川を支持。やはりダメージは評価されたようだ。リングサイドの関係者は比較的ドロー支持が多かったんだとか。
「僕が勝たなきゃリセットになる」
卜部の言うとおり、Krushはここでリセットしてる場合じゃない。
ドローとはいえ、過去最高状態の石川を迎えて防衛を果たしたこと、
何より倒す(≒魅せる)試合をようやく体現できた卜部弘嵩。
来年もKrushのうねりは加速しそうだ。
< 全試合結果 >
http://www.krush-gp.com/event/krush25/