渋谷 『 Mary Jane 』
会社近くの路地にあるジャズバー 『 Mary Jane 』 (メアリージェーン)
ジャズはあまり意識して聞かないが、親父達の世代が「コーヒー一杯で何曲も聞いた」的なエピソードを聞くと、ジャズバーという空間そのものをイイもんだなぁと思ったりはしてた。
中に入ると、わりと音量大き目に曲が流れてる。大テーブルに置かれた本やレコード、壁のポスター、カウンターにはコーヒーマシン。薄暗い壁と小汚いソファ。マスターも奥さん?も物静かで心地よい。なんとも趣を感じて寛げる。
メニューの種類は多くないが、日替わりのリゾットが頂けるリゾットランチを選択。
ツナを乗せたサラダ。これがなかなか旨い。
ツナは甘く、葉にはヴィネガーのみ。このコントラストは勉強になる。味付けにちゃんとこだわりがあるんだな、とこの時点で感じた。
リゾットの具はシメジとほうれん草、玉ねぎに焼いたソーセージ。
決して豪華ではないが、スープは淡いトマト風味で、味付けが本当に丁寧。それになんといっても米の炊き加減。ほっくり炊けていて、真の部分はわずかに硬い。理想的な仕上がりだ。
サラダの予感が当たった気がした。きっとリゾットは得意で、いろいろ研究したんだろうな。
ランチにはデザートとエスプレッソがつく。
ミルクプリンは量少なめで癖のないシロップがかかってた。エスプレッソはあまり飲まないのだが、すっきりして良いと思う。
お値段は1,000円。外食なんだけど家庭っぽい味付けと丁寧さが光っていた。これは満足。病み上がりにご飯たべるならこのリゾットかな、とも思った。
気分がよかったのでチーズケーキも注文。
エスプレッソ飲むにはこれくらいのあてがほしかった。「マンハッタンスタイル」と銘打っていたのだが、はたしてどのへんが。。。?
味はおいしかった。小麦は少なく、チーズの香りそのまま。「チーズをケーキにしました!」って感じ。
決して綺麗ではないけれど、なんともホッと落ち着くお店だった。